遡るのは結構大変

このところ、定款がしばらく変更されていない会社の定款を拝見する機会が多いです。
平成の初期とか、平成13年改正の前とか、会社法施行の前とか、から変更されていない感じのものです。

私が法律の勉強を始めたのは、会社法が施行された後。会社法ネイティブです。
が、会社法だけわかっていれば十分というわけではありません。
実務を行う上で、旧商法時代の規定や、改正の歴史を知るのは重要です。
この規定はいつの規定だ?とか、いつ廃止されたんだ?とか、改正のときのみなし規定とか経過措置とか、調べることも多いです。

今回の会社法改正に関してもそうですが、リアルタイムの改正はその都度対応していけば問題ないのですが、過去の改正のことを学ぶのって結構大変。

過去の改正のときに出た本は当然絶版ですし、現在出版されている書籍は現行法中心のもの、現行法対応のものですので、旧法・過去の法改正のことを書いてある本ってやはり少ないです。(当時の書籍は中古であったとしてもすごい値が付いていたりします)
そうなると、今まで使ってきた法改正前の書籍・改正に関する書籍等もなかなか処分しにくいですよね。資産です。
加えて、我々が業務で使う本は初版で終わってしまうことも多いので、気になる本があったら、すぐには使わなくても買っておかねば、という意識も強くなりました。

また、司法書士の先輩方が過去の改正について書いてくださっていたWEBコンテンツ等大変参考になります。
私もコンテンツを残していかねばと思いました。

なにやら、まとまりの無い文章となりました。心にうつりゆくよしなしごとを…。

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